山口めぐみ
2006年からヨガを伝えています。
YOGA BREEZEにて、RYT200、エアリアルヨガTTを修了。

私が初めて「ヨガ」というものに触れたのは、小学生の頃に見た雑誌の中で紹介されていた瞑想でした。

瞑想と聞くと少し難しく聞こえますが、小学生の私にも出来るようなやさしい方法でしたから、試しに毎晩寝る前にやってみると、明日は何して遊ぼう?授業で質問に答えられなかったらどうしよう?といった考えは呼吸のたびに消えていき、時々訪れる、眠ってしまったかのような状態が不思議でたまりませんでした。

高校生の時には瞑想導入のカセットテープを使用し、テープが擦り切れてしまうまで毎日繰り返して、静寂の世界を知りました。

今、改めて思い返してみれば、現在行われているポーズ中心のヨガではなく、呼吸に意識を向けていくシンプルな方法で、充分に満たされていたわけです。

社会人になってからは、日々の忙しさに追われ瞑想もすっかり忘れていきましたが、初めてホットヨガのレッスンを受けてみたところ、呼吸の度に余計な考えは消えて、最後の屍のポーズで静かな世界を浮遊する…昔に味わった事のある懐かしい感覚を思い出し「あの頃」と「今」がすべて繋がって、そのひと月後にはヨガを伝えることをスタートしました。

スポーツジム、ヨガスタジオ、ホットヨガ、岩盤浴、公共施設、パークヨガ等、様々な場所でのレッスンを受け持たせていただき、14年間、フリーランスとして活動してきましたが、変わらず伝えているのは「呼吸を大切にすること」です。

残念ながら私の身体能力は中程度以下で、複雑なポーズ、難易度の高いポーズが、練習や努力で出来るようになる!とは必ずしもいえないようです。

ヨガは、運動が出来る人や柔軟性の高い人がやるものだと思われがちですが、例え簡単なポーズでも、シンプルに呼吸を繰り返すだけでも、その中で心地良いペースをみつけられたら、それも「ヨガ」なのですから、私にも無理なく続けることができています。